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2009年8月20日 (木)

薬物犯罪に執行猶予は甘過ぎる

[2009.08]

 昨年は相撲界が大麻汚染で大荒れだったが、この夏はまたしても芸能界に薬物事件が相次いだ。六本木ヒルズの怪しげな部屋で起きた全裸女性死亡事件に絡むMAMD使用容疑の押尾学、裁判員裁判のPRビデオに出演したり中国の温家宝首相への特使となったり真面目で清純派だとばかり思っていた大物女優酒井法子夫妻の覚醒剤吸引・所持容疑。
 彼らはどのようにして薬物を手に入れていたのか?解明のためには拘留期限を延長して徹底的な捜査をする必要がある。「クスリ止めますか、それとも人間やめますか」と言われる程危険な薬物でありながら、初犯については「懲役16ヶ月、執行猶予3年」というのが一般的らしい。しかも量が軽微であれば「叱り置く」程度の「お目こぼし」もあるらしい。
 アジア諸国の多くが「死刑」まで想定した重罪犯罪と位置付けているのに対し、わが国の薬物犯罪の罪は異常な程に軽過ぎる。薬物の輸入者・売人・製造者にとって我が国が薬物天国・麻薬天国と評される訳である。薬物の再犯率(逮捕者のみ)はほぼ50%と際立っているのも罪の軽さと無関係ではあるまい。速やかに麻薬犯罪については執行猶予を付けないように改め、罪も20倍ぐらい引き上げて最高刑を死刑か終身刑くらいまで重くすべきである。
 薬物が六本木ヒルズや大物女優の間にまで及んでメジャー化していることにも驚くが、過去、薬物犯罪で逮捕された者を思いつくまま挙げても、三田佳子の息子の高橋祐也(覚醒剤)、中村雅俊の長男で俳優の俊太(大麻所持)、五輪体操選手の岡崎聡子(覚醒剤所持)、俳優の加勢大周(覚醒剤所持)、ヒデとロザンナの次男加藤来門(大麻所持)、歌手の桂銀淑(ケイ・ウンスク:覚醒剤使用)、光GENJI元メンバーの赤坂晃(覚醒剤使用)、元サザンオールスターズ・メンバーの大森隆志(覚醒剤と大麻所持)、元ドリカムの西川隆宏(覚醒剤所持)、更に遡ればフォーリーブスの江木俊夫(覚醒剤使用)等々勝新太郎にいたるまで枚挙に暇が無い。
 彼らの多くが再犯者でもある。薬物や麻薬の恐ろしさは逃れられない常習化にあるが、麻薬の売人は出来るだけ多くの常習者を作ろうとし、執行猶予の薬物犯罪者に対しては誘惑し近付いて来るらしい。こうして再犯の可能性が限りなく高くなるのである。世の中から麻薬を廃絶するためには麻薬の輸入・生産・販売者に対しては極刑で当たるしかない。量刑について早急に再考する必要がある。

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