「天下り」の反対語は「地上げ」or「天上り」?
天上り〖てんのぼり〗 [2009.12.31追記] 先日テレビを見ていたら、原口総務大臣が前回の衆院選挙で落選した国民新党の亀井久興氏(元国民新党幹事長)を総務省の顧問に就けていることをポロリと洩らした。一瞬「しまった!」とでも思ったのか即座に話題を転じたが、何のことはない、原口総務大臣の綺麗事が口先ばかりであることを曝け出したようなものである。外にもこんな例は無いのかと調べてみると、同じく落選した社民党の保坂展人氏(元社民党副幹事長)も総務省の顧問に採用していた。選挙前には「天下り」に反対していたのが、まるで自ら「天上り」の片棒を担いでいたのである。落選した今は両人とも民間人であり、「民間からの登用」と言い抜けたいのだろうが、これを「お手盛りの税金盗人」と言わずして何と言うのだろうか?両党とも、参院選挙を前にしての選挙資金対策か?自民党に劣らぬ姑息な大臣ばかりで、嘆かわしき限り。
天下り〖あまくだり〗 [2009.12.31追記] 動詞の「天下る」を単純に反対語にすると「地上る」となる。名詞では「天下り」と「地上げ」である。どちらも「転がして」あるいは「転がって」膨大な利益を不当に手に入れる点で相似である。高級官僚と血も涙もない地上げ屋、どちらも「力」を背景にした「不明朗・不健全なお金」が付きまとう。天下って、更に次へと天下りを繰り返して巨大な退職金を手にすることを「渡り」と言う。高級官僚は3回ぐらいの「渡り」が保証されているらしい。勿論、省庁の手配と斡旋である。これは、国家財政資金(国民の血税)をバックに巨大な「斡旋手数料」を手にしていることに等しい。バブル期、地上げ屋が弱者から土地を安く巻き上げて同業者間でキャッチボールをして価格を吊り上げることを「転がし」と言う。「土地転がし」とか「ビル転がし」というように使われ、最後は大手不動産屋に高く売りつけて「斡旋手数料」を手に入れたのは、利権に群がる点において天下り官僚の「渡り」に似ている。しかも、血税が巧妙にマネーローンダリングされて給料や賞与や顧問料や退職金という名前に姿を変えて「天下り」官僚の懐に入るというシステムである。従って、退職金を取り戻すことは極めて難しい。勿論、皆が皆、不良「天下り」という訳ではなく、中には真面目に使命感を持って一所懸命貢献している「天下り」もいることを付言して置こう。
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