国民が選んだ政権「洗濯」
民主308、自民119で政権交代 8/30の総選挙は大方の予想通り、民主308:自民119という民主の大勝利で決した。民主が唱えた「政権交代」というアグレッシブ・イメージのスローガンが自公の「政策選択」というマイナー・イメージのスローガンに勝った。確かに自公の敗因には、小泉政権以来の「改革」政策が社会の歪みを大きくしたことに対する自公政治への不信と不満が存在しているが、それを更に増幅させたものは、日教組に対する偏向発言、数々のデタラメ事務所費、原子爆弾投下を容認するような無神経発言、「産む機械」発言、破廉恥極まるヘベレケ朦朧会見、只同様の郵政施設払い下げ事件、…等々、自民大物議員の不祥事・不始末・失言・暴言の数々である。55年の長期安泰に胡坐をかいて狎れ切った真剣味・緊張感を失った問題議員の多さにもある。代議士個人の資質と自民党の体質を問われた点も否定できない。落選議員にとっては、正に真夏の夜の悪夢だっただろうが、身から出た錆で諦めるより仕方ない。実績のある大物政治家が駆け出しのヒヨッコにポロポロ、ポロポロ敗れたところは「郵政民営化に賛成か反対か」をスローガンに掲げ、「抵抗勢力」という擬似悪役を作り上げた前回の総選挙に極めて似ている。確かに55年の自民政権によってヘドロのような汚れが溜まっていることは間違いなく、自民党に自浄化作用は期待できないと見て、国民は「政権の洗濯」を選択し、自民党に「お灸を据えろ」という行動になったのだろう。それが自民党支持者の30%が自民党以外の政党に投票したという投票行動に表われていると言える。そうでなければ、20代30代の無名の若者が民主党公認というだけで当選する筈がない。民主党への追い風に、更に「洗濯」の風が吹いた。汚れた政界と薄汚い政治屋を淘汰し、清新溌溂な政治家と入れ替えることが出来るのは総選挙の一票しかない。投票率が75%くらいまで達していれば「一票一揆選挙」と名付けたいが、70%弱では一揆と言うには少し盛り上がりに欠ける。やはり「洗濯」選挙だろう。それでも、小選挙区で落選した問題政治屋たちが「比例重複」立候補に助けられゾンビの如く復活しているが、多くの国民が代替わりを期待していることを肝に銘じて自民党の再建・再構築を期待する。
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