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麻生さんは解散するのか?

麻生政権に解散なし

  [2009.6.16追記] 鳩山総務大臣更迭によって支持率が急落した。これまでにも何度か、解散のタイミングがあったが、麻生総理はまたもやタイミングを失してしまった。全国民の目を郵政社長人事、西川続投の是非問題に釘付けにした最大の功労者は鳩山前総務大臣である。清潔イメージの鳩山邦夫氏が歯切れの良い弁舌と明るい個人的魅力によって麻生政権支持率を向上させ、同時に自民党内に浮遊する「清新」と「汚濁」を対立的に浮かび上がらせてお膳立てが出来、後は主役が登場するだけだったのだが…。世間が小泉政治批判で騒然としている中、西川社長続投の是非問題を選挙の争点とすることによって自民党の自浄化活動をテーマにした「麻生劇場」を演出プロデュースする又と無いチャンスだったのだが…。そうすれば、いくらかは民主党との争点を逸(そ)らしてボケさせ、総選挙を自民党内の嵐とすることが出来たかも知れない。上手く行けば「小泉劇場」の再演となった可能性があった。しかし、鳩山氏を更迭してしまった今となっては「時、既に遅し」である。最早、解散は出来ないだろう。全ては洞察力と決断力の無さが招いた。

  [2009.5.14追記] 政治は「一寸先は闇」あるいは「好事、魔多し」とはよく言ったものだ。小沢氏が辞任して、折角、風向きが麻生さんに吹き始めた矢先だというのに、事もあろうに内閣の中心部からトンデモナイ破廉恥不祥事が暴き出された。新しい議員宿舎に主婦を泊まらせて詫びたばかりの鴻池祥肇官房副長官の飽きない熱海浮気旅行がまたまた週刊誌に素っ破抜かれたのだ。何とも筋が悪く、議員たる資質も資格もないとしか言いようがない。この処置を誤まれば、支持率は間違いなく急降下する。麻生さんも泣くに泣けない思いだろう。このピンチでもチャンスに変える策は一つだけある。それは決断力と危機管理能力を示すことで、鴻池氏を即座に議員辞職させることである。

  [2009.5.10記] 麻生さんという人は強運の星の下に生まれているようだ。普通の政権であれば、予想だにしなかった「100年来の大不況」によってあっという間に転覆していたと思うが、麻生さんはそこらの二世、三世のひ弱な「お坊ちゃま」とは一味違うようで、なかなかのシタタカモノのようである。麻生政権の支持率も、小沢氏の第一秘書逮捕によって下げ止まり、5月の大ゴールデンウィークを迎えるや、定額給付金、1000円高速が国民に大受けして人気も反転した観がある。支持率がひたすら一桁へ向かっていた頃、吹き荒れていた「麻生颪(おろし)」も今は凪(な)ぎ、風の音一つだに聞こえて来なくなった。政権存立基盤の争点を民主党に求めるのではなく、郵政改革に象徴される小泉政権の「改革」路線へのオサラバを明確にすることによって「失われた票」を取り戻そうという戦略のようである(政党再編の匂いが漂って来る)。逓減支持率の下で解散のタイミングを失ったことが却って功を奏したようで、アメリカの株価も日本の株価も上昇傾向を示し始めたし、更に新型インフルエンザによって解散しようにも出来なくなってしまった。麻生さんにとっては、何もかもが幸いしているようである。麻生政権が発足したとき「解散はしないだろう」と予想したが、どうもそうなりそうな雲行きになって来た。麻生さん自身、解散出来なくて「残念!」というより、むしろ内心は「シメ、シメ」という気持ちが偽らざるところだろう。只、「100年来の世界大不況克服のため」「景気回復のため」という大義名分の下、歳入よりも過大な国債を発行する無茶苦茶の補正予算は、折角麻生政権の方へ動き始めた流れを再び民主党の方へ逆流させるかも知れない。国会での与謝野氏らしからぬ詭弁答弁は危うい。

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