ルール(Rule)と法律(Law)
ルール〖Rule〗と法律〖Law〗 第二次安倍内閣においても依然として政治資金規正法絡みの不祥事が続いている。当該政治家には「しまった !」という表情は窺えるが、Manner、Etiquette(礼)、Ethic(倫理)面での反省の色が見えない。さすがに逆風の中では「ルールに従って処理している…」と「ルール」を持ち出して開き直る議員は減り、勘違いや単純ミスで逃げようとする議員が増えた。安倍総理や故松岡元農水大臣や塩崎元官房長官らは好んで「ルール」という言葉を錦の御旗を振りかざしていたが、どうして「法律に従って…」と言わないのだろうか?つらつら考えてみた。「ルールRule」という言葉を日本語に訳せば、「法律Law」、「法規」、「規定」、「規範」、「約束事」、「規則・規制Regulation」、「掟Rule」となる。Lawは権力を裏づけにして上が下を服従させることを意味する。Ruleも同じような意味も持っているが、「相互に」というニュアンスもありLawよりも柔らかい。従って、憲法や刑法などはLawであり、仲間集団、小社会、狭い地域、業界のような限定された社会組織等において秩序を維持してスムーズに運営するための相互の約束事や取り決めはRegulation やRuleということになる(不良仲間の「掟」などはRuleに当たり、その中では反社会的規範も存在することになる)。本来、Lawは「法律」と表現されなければならず、「ルールrule」と呼ぶべきではない。従って、安倍総理は「ルールに従って…」ではなく「法律(政治資金規正法)に従って…」と言わなければならない筈だが、仲間(国会議員)が、自分たちの都合の良いように作ったものだから、法律というよりRuleという認識しか働かないのかも知れない。これも「お友達内閣」と評される所以かも知れない。「ルール」という表現には最近の政治家の表現力低下が現われていると思うが、それとも、意図してのことか?

