総裁選びは、惣菜選び?
総裁選〖そうさいせん〗 安倍総理の突如の政権投げ出しによって国会開会中の自民党の総裁選挙という前代未聞の事態が現出した。世界中の物笑いになっているようである。これには、安倍氏の次を狙っていた筈の麻生氏は、このような形での内閣総辞職という事態に、しかも幹事長という役職で遭遇し、慌てふためいているのではなかろうか。71歳の福田康夫氏は、棚から転げ落ちて来た牡丹餅を拾いそうな状況になって来た。若手のホープであった谷垣氏も次の次くらいに退歩したようで、若さを売りに出来なくなりそうである。いずれにしても福田氏になれば、180度くらいの政策転換の可能性もあり、早急に解散総選挙で再出発すべきであろう。政権与党の総裁選びは、日本の総理大臣を決めることに等しい。昔の自民党には傑物が輩出していたが、小沢氏が党を割って出てからは小者ばかりが目立つ。その中から、派閥力学によって総裁に選ばれた者が日本の総理大臣となる訳であるから、安倍氏のような無様な辞め方をする総理非適格者が総理になる確率も高くなる。例えてみれば、バイキング料理レストランのようなものである。そこそこの料理が揃っているように見えるが、いざ選ぼうとするとキズモノが多く、食欲をそそる料理がなかなか見つからない。結局は、限られた料理の中から我慢を強いて新鮮で美味そうなものを選ぶしかない。所詮は、好みと満腹の妥協で、食後に何を食べたか思い出せないようなありきたりの食事となる。選り好みの妥協という点では、一面、総裁選びもおかず選び、即ち惣菜選びに似ていなくもない。派閥の利害得失で選ばれた総裁が人格識見共に秀でていることはむしろ稀で、問題が起こる度に政治評論家の間では「総理の資質」が話題に上り、国民の間では大統領や県知事と同様「総理大臣直接選挙制」導入が話題に上る。最近のように、国民の審判を経ようとしない「居座り型」総理大臣が増えると、一考の余地があるようにも思える。
| 固定リンク
「さ行」カテゴリの記事
- 想定外の原発事故(2011.12.27)
- サルコジからオランドへ(2012.05.07)
- 政治資金を外為運用で金儲け!(2011.12.05)
- 水素発電?(2011.08.05)
- 再生可能エネルギー固定価格買い取り法案(2011.07.16)

