「Madamすし」の小池防衛大臣
小池百合子防衛大臣 12チャンネルのTVキャスターから細川日本新党の議員として初当選して以来、小沢新進党、保守党、小泉自民党、安倍自民党と渡り鳥の如き鋭い嗅覚で時の風に乗って舞い上がり、環境大臣、防衛大臣へと登り詰めて来た「いつもニコニコ」の兵庫県人である。媚びを振り撒くような目を細めての「ニコニコ」は戴けないが、時の権力に擦り寄り傘の下にもぐり込む能力は天才的である。しかし残念ながら、彼女の行動からはヒラリー・クリントンのような政治的迫力が伝わって来ないのは、政治家としての確固たる政治信念や哲学が欠如しているからだろう。と言うより、むしろ資質的に政治家に向いていないのではないか。特に、今次のアメリカ訪問から沖縄訪問、そして守屋防衛事務次官の交代人事発表そしてその後のゴタゴタ騒ぎ、これら一連の動きを見ると益々その思いは確信的に強くなった。「刺客」に快感を覚えるような資質の人間に防衛のトップを任せてよいのだろうか?同時に、「据えた」安倍総理のバランス感覚も危惧せざるを得ない。元来がパフォーマンス好きの「目立ちたがり屋さん」で独りよがりの自分勝手な人であるとは思っていたが、まさか国家と国民のために開会される国会を無視し欠席するほどの非常識な人間であるとまでは思いもよらなかった。突然のアメリカ訪問の最大の目的は、月末とも言われる内閣改造での「防衛大臣留任」援護依頼と、11月1日に切れる「テロ特措法」についてアメリカを喜ばせるための密約か取引をしに行ったのだろうと推測しているが、最悪はアメリカの記者会見での「マダム・すし(madam japanese rice)と呼んで呉れ」という数分間にわたる悪ふざけであろう。小泉首相のブッシュ夫妻の前での「ラブ・ミー・テンダー」絶唱に匹敵する愚行愚言行為である。本人としてはウィットかユーモアのつもりだったと思うが、一国の大臣たる者には毅然とした振る舞いと言動を期待したい。防衛省人事問題は、沖縄基地移転問題について形だけでも沖縄寄りの姿勢を見せたい小池大臣のパフォーマンス流と、アメリカ寄りの強硬派の守屋次官との確執だと思われるが、「右向いてニコッ、左向いてニコッ」の二面外交が露わになれば「madam japanese lice」と蔑(さげす)まれることになるだろう。小池氏には議員当選直後から巷では「カイロ大学卒業」に「?」がつきまとっているし、防衛大臣就任に際しては「カイロ大学卒業」を「売り」にした節も見える。国際派政治家を自認したいのであれば世界を唸らせるくらいの「ワンフレーズ・ユーモア」を磨いて欲しいものである。
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