安倍総理のダブル・トーク[double talk]
姑息〖こそく〗 アメリカの新聞が安倍総理の慰安婦問題発言について「Double Talk(二枚舌)だ」と批判した。言外に「姑息だ」「卑怯だ」といったニュアンスが感じられる。「姑息」について広辞苑には「一時の間に合わせ。その場逃れ。姑はしばらくの意」とある。実際の場面では、「卑劣」「狡(こす)っ辛い」「こ狡(ずる)い」「その場凌ぎ」「恥知らず」「卑しい」「騙(かた)り」「自分さえ良ければ(利己)」という無定見・無節操・厚顔無恥等の全てを含んだ言葉。最も忌むべき人間性を一言で言い表す言葉である。「5000万件の消えた年金」を2月以前に既に知っておきながら、何食わぬ顔をして「美しい国」を連発していた安倍総理だが、今国会の6月中盤、民主党の長妻議員が国会質問において「消えた年金」を暴露し追求を始めるや、安倍総理がキレて「国民の不安を煽るな」と長妻議員を恫喝し年金問題を隠そうとしたことがあった。年金問題が自らの政権を危うくすることを懸念して思わず隠そうとしたもので、これこそ「姑息、極まれり」と言える。その後年金問題が大問題化して自民党支持率が大幅に低下するや、今度は「年金問題」を風化させるためにガス抜き期間を設けようと企て、審議時間が足りないという名目で参議院議員選挙日を強引に一週間ずらした。ところが審議するどころか、何のことはない6月29日深夜強行採決してしまった。国会延長の理由はやはり選挙のためだったのである。発足時から「政権維持のためなら何でもあり」が目に付いてはいたが、それにしても何ともコスト意識の欠如した呆れるような「姑息極まりない手段」と言わざるを得ない。歴代総理を見ても、こんな姑息な手段を弄した総理大臣は安倍総理の外にはいないのではないか。日本国民よりも海の彼方のアメリカ人の方が遥かに人を見る目が確かなようである。アメリカの新聞が「安倍総理は二枚舌(double talk)だ」と酷評していたのは鋭い。
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