無償の愛と「しょうも無い」愛
無償の愛〖むしょうのあい〗 おふくろさん騒動以来、「無償の愛」という言葉を時々耳にする。ところが、最近は「しょうも無い愛」が蔓延(はびこ)って愛憎事件ばかり起こっている。そもそも、愛が無償であることは、改めて言うまでのことでも無い。「惜しみなく愛は奪う」と言った有島武郎。「己に倹にして人に倹ならず。是を愛と言う」と言った杉浦重剛。「愛は最高の奉仕だ」と言った太宰治。「どれだけ受け取っても十分でないもの、それは愛。どれだけ与えても十分でないもの、それも愛」と言ったヘンリー・ミラー。一方で、「愛美は偽善の端なり」と卓見した福沢諭吉。愛とは心掛けである。「管子」に「愛者憎之始也、徳者怨之本也、賢者不然(愛は憎しみの始め、徳は怨(うら)みの本なり。ただ、賢者は然(しか)らず)」という言葉があり、凡人の欲を戒めている。愛に何かを期待するのは真の愛ではない。このような思い違いはよくあることで、その心得違いが不善の基因(もと)となる。徳また然り。
| 固定リンク
「あ行」カテゴリの記事
- 証拠なき犯罪、小沢一郎氏に無罪→控訴(2012.05.09)
- 大阪市特別顧問という役職(2012.02.10)
- 大飯原発の再稼動、暫定安全基準をクリアー?(2012.04.06)
- 枝野の詭弁?奇弁?危弁?(2010.07.03)
- 小沢氏、最高裁へ特別抗告(2010.10.27)

