議事録の無い原発事故は検証出来るのか?
政府も東電も原子力安全委員会も原子力安全・
保安院も「議事録を録るのを忘れた」と言ってい
る。そんな馬鹿な話があるか、と怒ってみても
時既に遅しだ。それなら報道されたニュースを
3月11日の地震発生から放射性物質が大量に放
出された15日まで時系列(詳細はHPを)に並べて
検証するしかない。ところが並べてみると、沢
山あると思っていたのが錯覚で、意外に情報が
ないことが分かった。ニュースで沢山の情報が
流れていると思っていたのは、実は同じ情報が
あちこちのテレビ局から繰り返し繰り返し何度
も何度も報道されていたに過ぎなかったのであ
る。(⇒は小生のコメント)
2011年3月11日
14:46 [三陸沖M9.0の東北巨大地震。沖合で大津波
発生]
14:46頃 福島第1原発1~3号機、タービン・原子炉自
動停止。地震により敷地内の東北電力の送
電鉄塔が倒壊、更に受電設備が損傷し受電
不能。原発1~4号機、交流電源喪失。原発
1号機の冷却水配管が壊れて原子炉に穴が
開き、汚染蒸気が噴出。非常用ディーゼル
発電機が起動
⇒ 地震による設備の破壊が全電源喪失と放射
能漏れを惹き起こしたことを示す。
14:51 [福島県沖M6.8震度5弱余震]
14:54 [福島県沖M5.8震度5弱余震]
14:58 [福島県沖M6.4震度5弱余震]
15:06 [三陸沖M6.4震度5弱余震]
15:08 [三陸沖M7.4震度5弱余震]
15:12 [福島沖M6.1震度5弱余震]
15:15 [茨城沖M7.6震度6強余震]
15:25 [三陸沖M7.5震度4余震
⇒ 福島第1原発のすぐ近くで巨大津波が来る前
に8個の強烈な余震が起こっていた。これら
の本震・余震によってどの設備がどのように
損壊したか、綿密な検証を要する。
⇒ 巨大津波の到来時刻15:27までの41分間に起
きた故障の原因は地震しかない。
15:27 [高さ10数mの大津波第1波が福島第1原発
を襲う]
15:27頃 津波により地下の非常用電源設備が破壊さ
れ水没。全電源喪失により非常用炉心冷却
装置(ECCS)冷却水循環系が稼動不能に。
⇒ 津波によってダメ押しとも言える非常用電
源を失う。
15:35 [大津波第2波到来。以後数回に亘って大津
波来襲]
15:41 核燃料冷却用ディーゼル発電機が故障停止
15:42 1~3号機、全交流電源喪失。1号機、非常
用覆水系が作動。2,3号機、隔離時冷却系
および非常用の高圧注水系が作動。
16:29 [三陸沖M6.5震度5強余震]
16:36 原発1~2号機、ECCS(非常用炉心冷却装置)が
故障し注水不能。
⇒ ECCSの故障原因が地震によるのか津波によ
るか、明確にされていない。
⇒ 「核燃料は原子炉停止後も崩壊熱を出し続け
るので冷却がストップすると燃料棒が過熱
し一定時間後(計算上は21時頃か?)に必ずメル
トダウンが起こる」ことを東電も斑目原子力
安全委員長も知っていたと思われるが、それ
にどう対応しようとしたのかが不明。
16:38 経産省原子力安全・保安院は、東北電女川
原発1~3、東電福島第1原発1~3、第2原
発1~4、日本原子力発電東海第2の11基は
自動停止し異常なし、と発表。
⇒ 実際は福島第1原発では異常だらけだったに
も拘らず原子力安全・保安院が「異常なし」と
発表したのは誰の指示によるものか?
16:45頃 津波から1時間後第1原発緊急事態に
16:45頃 米側から「原子炉の廃炉」を前提にした支
援申し入れあり。日本政府や東京電力は
冷却機能の回復は可能と考え、「米側の廃
炉提案は時期尚早」と提案を受け入れなか
ったものとみられる。
⇒ 政府・与党内では、この段階で菅総理が米側
の提案採用に踏み切っていれば、原発で爆発
が発生し、高濃度の放射性物質が周辺に漏れ
るといった、現在の深刻な事態を回避できた
との指摘も出ている。
17:40 [福島県沖M6.1震度5強余震]
18:00頃 破損した配管から汚染した冷却水が噴出し
放射能漏れ発生。
⇒ 放射性物質拡撒
⇒ 原子炉の中の冷却水が漏れ出るということは
メルトダウンの始まりか?
18:40 経産省原子力安全・保安院関係者は首相官
邸で記者団に対し国内の原子力発電所につ
いて「冷却装置は動いている。異常はある
が、ただちに危険はない」と述べた。
19:50 原子力安全委員会斑目委員長は首相官邸で
記者団に、「東京電力福島第1発電所で非
常用ディーゼルを冷やす海水冷却系が水を
被って動かなくなっている。現在の電源は
バッテリーだけでやっている」、「現在、
外部に放射能が出るような事態には一切な
っていない」と安全性を強調。「バッテリー
が切れたときのことを考え、ディーゼルに
代わるものをヘリコプターで運ぶことを検
討中だ」と語った。
⇒ ここでも「現在…ない」という表現が見られる
⇒ 放射能漏れは既に18時ごろには発生している
にも拘らず「一切ない」という表現は国民を騙
し愚弄している。政府には事実と展望を丁寧
に真摯に説明する責任と義務がある。
19:58 枝野官房長官は、福島原発において原子力
災害対策特別措置法に基づき、原子力緊急
事態宣言を発令したと発表。
20:00頃 1号機の高圧注水系が停止
20:30 2号機の隔離時冷却系の機能が失われたこ
とが判明
20:36 [三陸沖M6.7震度5弱余震]
20:50 1号機から半径2㎞の住民に対し避難指示
21:00頃 1号機の水位が上から45cmまで急低下。
2号機同3.4m、3号機同4.2m
21:16 枝野官房長官記者会見、原子力緊急事態宣
言発令。
21:23 菅総理、半径3㎞圏内からの避難、3~10
㎞圏内の屋内退避指示。
22:25 枝野官房長官は記者会見で、福島第1原発
について「原子炉の一つが冷却できない状
態になっている。放射能は炉の外には漏れ
ていない。今の時点で環境に危険は発生し
ていない」と述べた。
⇒ 「今の時点で…」という表現が現われる。国民
としては「では、いつから危険になるのか?」
を知りたい。
⇒ 実際は既に「18時頃」に損壊した配管から放射
能が漏洩していた。それでも枝野氏は「漏れて
いない」と発言しているが、「原子炉の一つが
冷却できない状態になっている」ことを知っ
ていたのだから放射能漏洩の報告を受けてい
たと考えるのが自然。
22:50 原子力安全・保安院は「『11日22時に炉内へ
の緊急冷却機能停止、同22時50分に炉心露
出、23時50分に燃料被覆管破損、12日午前
0時50分に燃料溶融が起きる』とそれぞれ
予測して『12時午前3時20分頃に、格納容
器内にある放射性物質を含んだ蒸気を排
出する応急措置ベント作業が必要』」と官
邸に報告した。
⇒ ある学者の見解は「実際には1号機原子炉の配
管穴から圧力容器内に入っていた沸騰水が外
に漏れてしまったためにメルトダウンは保安
院の考えよりも6時間早い11日19時から既に
始まっていた」。
⇒ 原子力安全・保安院の判断ミスか?それとも
「到底、隠し通せない」と判断したか。
23:00頃 原子炉建屋扉付近で1.20mSv/h、0.50mSv
/hを測定
⇒ 東電が5月25日に発表ということは当時、デ
ータが存在していたという証拠。
23:50 1号機、原子炉格納容器圧力異常上昇
3月12日
00:49 1号機、原子炉格納容器圧力異常上昇
01:20 1号機、格納容器(PCV)圧力異常上昇
02:05頃 1号機、原子炉建屋扉付近で0.90mSv/h、
0.45mSv/hを測定
⇒ 東電が5月25日に発表ということは当時デー
タが存在していたという証拠。
02:07 菅総理は福島原発の燃料棒の冷却機能が機
能しなくなると判断し、原子力災害対策特
別措置法により「緊急事態宣言」を発令。
福島原発から半径3km以内の住民に避難を
3~10km内の住民に屋内の待機を指示。2
号機の水位は1.9m下がったものの燃料棒よ
り上に3.4m余裕があり燃料棒は十分に冷
やされていると説明。
02:22 東電によると、1号機のタービン建屋内で
放射能レベルが通常の1000倍に上がってい
ることが判明。
02:30 1号機、格納容器内の圧力が通常時の2.1倍
840キロパスカル。
⇒ 炉心の過熱の可能性大。炉心棒が損傷して露
出し水蒸気と反応すると爆発の恐れあり。
スリーマイル島原発事故の二の舞になること
を懸念。
03:05 海江田経産大臣は記者会見で「原子炉格納
容器の破損を防ぐため1号機に関してベン
トを行なったと発表。放射性物質が大気中
に放出される可能性について「事前の評価
では微量とみられる」と強調した。
03:15 枝野官房長官、東日本大震災の被災地や福
島原発のトラブルを受け、菅総理が同日、
現地視察を行なうと発表。
04:00 敷地内MP (モニタリングポスト) 6、MP8で 0.07
μSv/h(やや高いが標準値と思われる)
04:30 敷地内MPで0.59μSv/hに上昇
⇒ 放射線量の上昇は放出が始まったことを示し
ている。
⇒ 放射性物質拡撒
⇒ 0.07μSv/hが数十分で8倍強の0.59μSv/hに。
これは微量なのか?(とてもそうとは思えない)
05:00頃 原発正門前付近でヨウ素を検出
⇒ ヨウ素は核反応によってしか出来ないので原
子炉内の放射性物質が漏洩した証拠。
⇒ 原子炉に致命的損傷が起きている恐れあり。
プルトニューム漏えいの可能性大。
05:44 菅総理、半径10㎞圏内からの避難指示。こ
れを馬場浪江町長はTVニュースで知る。
1号機、原子炉格納容器圧力異常上昇
⇒ 町長がTVで知ったということは、理由の如何
を問わず官邸の危機管理意識の低さの露呈。
05:46 1号機で消防ポンプによる淡水注水を開始
⇒ 淡水注入とは、まだこの時点では政府も東電
も原子炉を廃炉にする決断がついていなかっ
たことを意味するが、淡水の量には限度があ
るので、先輩米国の進言を受け入れ、海水を
注入し原子炉の冷却を決断すべきだった。
06:00頃 1号機がメルトダウン開始。1号機で格納
容器の温度が急上昇。1号機で圧力容器が
破損
⇒ 放射性物質拡撒
06:00過 菅総理、官邸をヘリコプターで出発。福島
原発では東京電力の武藤栄副社長らから説
明を受け約50分視察。その後、原発以北沿
岸部の被災状況を確認。昼前に官邸に戻っ
た菅総理、「改めて津波の被害が大きいと
実感した」
06:42 1号機、中央制御室の放射線量が通常の
1000倍に達した。
⇒ 放射性物質が拡撒か?
06:44 避難区域10キロに拡大、放射線量8倍。
「原子力建屋の中でなんらかの機器が破損
し放射能が外部に漏れている可能性がある
ため」。
06:50 1~2号機、PCV内の圧力抑制指示
07:10 保安院は、記者会見で福島原発の格納容器
の損傷を防ぐため、容器の弁を開け圧力を
下げた。一方、微量の放射性物質が含まれ
る可能性のある蒸気を放出したと発表。
放射線量は、同原発の1号機から1.5km離
れた正門で通常の8倍を観測。1号機の中
央制御室の線量は通常の約1,000倍と発表
07:36 菅総理、ヘリで第1原発の近くに降り一時
間ほど滞在
⇒ 総司令官が本部を離れるとは言語道断総理の
資質に問題あり
⇒ この視察によって応急対策が半日遅れたこと
は間違いない。
07:40 敷地内MPで放射線量5.1μSv/hに上昇
⇒ ベント後3時間余りで放射線量は72倍強に。
09:00頃 1号機で格納容器に直径3cm相当の穴。格納
容器の温度が300度を超える
⇒ 放射性物質拡撒
10:17 1号機、電源喪失の中1名の作業員の手でベ
ント作業開始。
⇒ 身命を賭した一人の作業員によって爆発が防
止された。頭が下がる。
⇒ 放射性物質拡撒
10:37 東電によると、炉心を冷やすECCS(緊急炉心
冷却装置)が電源も含め停止。汲み上げた海
水を容器内に流すポンプも停止。原因は
非常用ディーゼル発電機13機がすべて津波
により水に浸かり、地震発生1時間後に故
障停止したためと説明。東電は、地震、津
波とも想定外であったとし、地震に対する
見通しの甘さを露呈した。
11:00 敷地内MPで放射線量6.7μSv/hに更に上昇
⇒ ベント後6時間強で放射線量は95倍強に
11:45 枝野官房長官は記者会見で、第1原発から
放射性物質が漏れていることについて「原
子炉格納容器内の圧力上昇を降下させるた
めであり、管理された中での放出である」
と強調した。第2原発については「放射性
物質を含む外部への流出は確認されていな
い」。その上で「具体的に危害を及ぼすよう
な事態を想定する状況ではないし、そうな
らないよう万全を期している」と。
12:00前 菅総理、官邸に戻る。
12:33 東電は「燃料棒が損傷している可能性大」と
認識した。
13:00頃 1号機の原子炉格納容器内の圧力異常上昇
14:12 原子力保安院広報中村幸一郎審議官が「1号
機周辺でウランの核分裂によって発生する
セシウム137等の放射性物質を検出。核燃
料メルトダウンの可能性あり」と発表。初
めて放射性物質の外部への漏洩を確認。
しかしこの後、菅総理は「メルトダウンと
は考えていない」と強い否定発言。翌13日
安全・保安院は「炉心溶融は正確には確認で
きていない」と前日の発言を訂正した。
⇒ 中村幸一郎審議官は原子力工学の専門家。以
後、彼はテレビの画面から消えた。
⇒ 菅総理と枝野官房長官によって更迭されたと
の噂が飛ぶ
⇒ 放射性物質拡撒
⇒ 106.3μSv/hという線量は一年分の許容量の
100倍強
⇒ 以後の容態は発表なく不明
14:53 真水がなくなり、1号機の真水注入が停止
⇒ 冷却用の水がストップしたということはメル
トダウン→臨界爆発の危険性が高まったこと
を意味する。
15:29 飯館村の方向にあった敷地内MP4で1015.1
μSv/hの放射線量観測。
⇒ 東京電力から公表されたのは、3桁小さい毎
時5.5μSv/h。明らかな嘘を発表させたのは
誰か?
⇒ 15時29分、原発正門付近の1015.1μSv/hは公
表が遅れた。
⇒ 犯罪的情報操作の疑い濃厚
15:36 1号機、建屋水素爆発。上部の壁が爆砕。
⇒ 放射性物質拡撒
⇒ この事実は2時間後に発表された
16:17 敷地境界(MP4付近)放射線量異常上昇500
μSv/h超
16:40 敷地内MP6で3.25μSv/h、MP8で
2.06μSv/hを観測
18:02 枝野官房長官は記者会見で、「何らかの爆
発的事象があったと報告されている。原子
炉とは確認されていない。状況の把握と分
析に全力で当っている。放射能は管理され
た下で放出されており、安全に万全を期し
ている」と述べた
⇒ 15:36の爆発の会見
⇒ 爆発と爆発的事象とは何がどう違うのか?国
民に対する表現は分かり易くが基本の筈。
18:25 枝野長官、半径20㎞圏内からの避難指示
18:37 枝野長官は記者会見で、避難指示を10キロ
圏内としていることについて「状況に応じ
てその時点で想定される最悪のケースに
備えたものだ」と述べた。範囲をさらに広
げることについては「万全の対策を取るこ
とも検討しているが、今直ちにする状況だ
との認識はない」と述べた。
⇒ 最悪のケースに備えた割には避難すべき方向
は指示せず、また避難圏は小さ目で住民を混
乱させた。
19:04 1号機へ海水を注入
⇒ 東電の吉田所長、海水注入を決断。
19:16頃 避難指示が半径20㎞に拡大。
19:25 20分ばかりで1号機への海水注入
を中断する。
⇒ 菅総理の指示
19:37 枝野「事故が国内初の炉心溶融(メルトダウン)
事故であり米国のスリーマイル島原発事故
と同じ事態が起きている」
19:55 菅総理が海水注入の指示
⇒ 改めて海水注入を指示。1号機の廃炉の腹を
固めたか?
⇒ このような技術的なことまで総理が指示する
のか?現場には専門技術者が大勢おり、緊急
時は米国同様彼らの判断に任せるべき。
20:05 1号機、海水注入指示
20:20 1号機、消化系ラインで原子炉へ海水及び
ホウ酸を注水開始
20:41 3号機のベント開始
⇒ 放射性物質拡撒
21:06 枝野官房長官はNHK記者会見で、15時36分
の爆発について「冷却機能を失った原子炉
内において燃料被覆管を構成するジルコニ
ウムと水蒸気との高温下での反応を由来と
した水素を含んだ蒸気が原子炉格納容器内
から漏れ出し、建屋(たてや)内に充満して発
生した水素爆発であり、建屋の壁の崩壊で
あり、中の格納容器が爆発したものではな
いと確認した。外部の放射性物質は、爆発
前より爆発後の方がむしろ少なくなってい
る。原子炉格納容器の損傷もない」、そし
て「水蒸気爆発です。健康には問題ありま
せん」という見解を発表
⇒ 「格納容器が爆発したものではないと確認し
た」と言うが、根拠は?枝野氏の言い回しは
曖昧過ぎる。
⇒ 「水蒸気だから健康に問題はない」という発言
は国民を騙そうとしている意図がありあり。
愚弄するにも程がある。
21:23 菅総理、1号機から半径3㎞の住民に避難命
令。3㎞~10㎞圏の住民に対し屋内退避指示
22:15 1号機、地震発生により海水注入一時中断。
夜 記者会見で経産省原子力安全・保安院は、
「暫定的にはレベル4」との見方を示す。今
回の事故で建屋の爆発と燃料損傷が重なっ
たとすれば、多重封じ込めは完全に破られ
たことになりレベル4以上の事故と判断さ
れる可能性もある。
3月13日
00:00頃 1号機で格納容器の温度が500度近くに上昇
01:23 1号機、海水注入再開
02:44 3号機の非常用炉心冷却装置(高圧注水系)が
停止。
04:15 3号機、燃料棒が露出
05:10 3号機、非常用炉心冷却装置(ECCS)注水不能
07:00頃 3号機で燃料棒上部まで水位低下
08:41 3号機、ベント開始、成功。
⇒ 放射性物質拡撒
08:56 3号機で燃料が損傷し始める。MP4付近で
放射線量値が異常上昇。福島県が22人の
被曝を確認と発表。
09:08 3号機、真水注入開始。
⇒ 3号機については廃炉の腹が固まっていなか
ったとみえ、真水注入に拘りがあったと思
われる。
09:20頃 記者会見で枝野官房長官は、「1号機の原子
炉圧力容器内部が海水で満たされていると
判断される」と述べた。また、3 号機につ
いては9時5分に安全弁を開いたことで「原
子炉圧力容器内部の圧力が低下し9時8分
に真水の注入を開始した。作業の過程で微
量の放射性物質が空気中に排出されたが、
人体に影響を与えるものではないと思われ
る」と述べた。
09:25 3号機、1号機、消化系ラインで原子炉へ海
水およびホウ酸を注水開始
⇒ 海水注入したということは、やっと廃炉の腹
を固めたようである。
11:00 2号機でベント開始
⇒ 放射性物質拡撒
12:55 3号機、燃料棒の上部、1.9mが露出
13:12 3号機、海水とホウ酸注入開始。
13:52 第1原発周辺で、これまでで最大の1.5575
mSv/hを観測。
⇒ 3/12 04:00頃に比べて2万2250倍の線量
14:15 MP4付近で放射線量の値が異常上昇
14:42 0.1841mSv/hに低下。
15:15 これを受けて枝野長官は「福島第1原子力
発電所第3号炉につきまして、新しい情報
が入りましたので私から発表致します。
なお、この情報によって今避難をして頂い
ている避難の状況等について新たな対応を
する必要はありません。そうした意味では
冷静に受け止めて頂ければというふうに思
います。先ず3号炉につきましては、今朝
(13日朝)、原子炉の水位が低下をしたため
正確に言いますと(午前)9時5分に圧力弁を開
いて、炉内の圧力を下げ、9時8分から真水
の注入の開始を致しました。これにより炉
内の水位が上昇し炉心を冷却できる状況と
なりました。その後、この真水を注入する
給水のポンプにトラブルが生じましてこの
ため速やかにその水源を海水に変え、炉心
への注入に入りました。しかし当初、この
炉心への注水は不安定な状況となり、その
結果として原子炉内の水位が大きく低下致
しました。これに対して、海水を注水する
状況について確認を鋭意行いましたところ
再びしっかりと水位が上昇を始めました。
繰り返します。一度注水の状況が不安定に
なり、水位が低下を致しました。そのため
所謂炉心が水没しない状況が生じましたが
鋭意、調査を致しまして対応をとりました
ところ再び水位が上昇を始めました。この
間、炉心を十分に冷却できない状況であっ
たため、炉内において大量に水素が発生し
たことが予想され、この水素が原子力建屋
の上部にたまっている可能性は否定できま
せん。繰り返しますが、水素が原子力建屋
の上部(一番外側)にたまっている可能性は否
定できません。従いまし3号炉におきまし
ても昨日(12日)1号炉で生じたような水素爆
発の可能性が生じたため、念のため速やか
にご報告を申し上げた次第でございます。
なお放射能のモニタリングの状況でござい
ますが、概ね本日の10時以降、50前後、
50μSv/h前後の数値で安定していました
ものが、13時44分ごろから上昇致しまして
13時52分には,557.5μSv/hを観測を致しま
したが、今ここに入って来る直前に入手を
したその時点での直近のデータ14時42分の
データでは184.1μSv/hに低下致しておりま
す。従いまして最大値においても1,557.5
μSv/hでございまして、これは胃のX線
検診1回分の量が600μSv/hでございます。
一番高い数字のところでも1時間その場に
いても1,557という、胃のX線検診1回分で
ございますので、これの3回分弱になりま
すという数値でございます。既にこの数値
は184.1μSv/hまで下がっております。こ
の数値はちなみに東京~ニューヨーク間の
往復1回分が200μSv/hであります。こうし
た状況にございますので、なお水素が仮に
発生をして、これが建屋の上部にたまって
いる可能性が否定できないと申し上げまし
たが、万が一これが昨日のような爆発を生
じた場合であっても、昨日もそうでありま
したが、原子炉本体、圧力容器、格納容器
については問題が生じないという状態、そ
の外側でしか爆発は生じませんし、そのレ
ベルの衝撃には耐えられる構造になってお
ります。またこの爆発的なことが万が一生
じた場合でありましても、発電所の近くの
場所での数値が先程のような数値でござい
ますので、避難をして頂いている周辺の皆
様の健康に影響を及ぼすような状況は生じ
ないというふうに考えております。爆発的
な事象、皆様にもご心配をおかけ致します
し、そうした可能性が否定できないという
事実が明らかになったものですから、直ち
にこうして発表をさせて頂いているもので
あります。私から以上でございます。」
⇒ この期に及んでも枝野氏は虚言を弄し「原子
炉本体・圧力容器・格納容器は問題が生じな
い」と言いながら「万一、爆発的なことが起き
た場合でも発電所の近くの場所での数値が先
程のような数値ですので、避難をしている周
辺の皆様の健康に影響を及ぼすような状況は
生じないと考えている」と脅したり賺(すか)し
たり、相変わらず国民を迷わすような発言ば
かりしている。
3月14日
01:10 1号機、3号機、汲み上げていた場所の冷却
用海水が少なくなった為海水の注水を停止
03:00頃 3号機で大部分の燃料が溶融し落下
03:20 3号機、海水注入再開
03:50 MP6付近、放射線量の値が異常上昇
04:15 MP2付近、放射線量の値が異常上昇
05:20 3号機、ベント開始
⇒ 放射性物質拡撒
06:10 3号機、D/W圧力460kPa程度まで上昇
07:44 3号機、PCV圧力異常上昇
09:00頃 3号機の圧力容器損傷
⇒ 放射性物質拡撒
09:27 MP3付近、放射線量の値が異常上昇
11:01 2号機、R/Bパネル解放(爆発の影響)、3号機
水素爆発
⇒ 放射性物質拡撒
11:40 閃光を発し大量の黒い煙を排出して3号機
爆発。枝野官房長官は1号機と同様の水素
爆発であると発表。この爆発を受け原発
周辺20㎞以内に残っていた住民600人に屋
内退避を勧告。それでも、枝野官房長官は
「原子炉格納容器の堅牢性は確保されており
放射性物質が大量に飛散している可能性は
低い」と発言した。
⇒ ある科学者は、閃光と黒い煙を見て原子爆弾
と同じ爆発だ、と表現
12:00頃 2号機の緊急炉心冷却装置が停止
12:40 枝野官房長官は、福島第1原子力発電所3号
機の爆発について午後0時40分前から会見を
開き、健全性を裏付けるデータが出ている
としたうえで、「今回の事象は、1号機の水
素爆発と同種のものと考えられ、現時点で
の格納容器の健全性は維持されていて、放
射性物質が大量に飛び散る可能性は低いと
いう認識」と述べた。
⇒ アメリカの科学者は1号機と3号機の爆発は根
本的に異なると発言。国民はどちらを信じた
らよいのか?
⇒ 現在、1号機と3号機の爆発状況を見ようと
思っても、ネット上では動画の画面に「著作
権により削除」という文字が現われて見るこ
とができなくなりつつある。著作権を楯にし
て誰かが削除要求をしているのか?この国
から言論の自由が奪われようとしている。
13:25 2号機 緊急炉心冷却機能喪失。
15:45 2号機の冷却機能がすべて失われたと報道
16:34 2号機への海水注水開始。
18:00頃 2号機で燃料棒上部まで水位低下し露出始
まる。
18:22 2号炉、炉水位-3700㎜、燃料棒全体露出
19:45 2号機の冷却水が大幅に減少し、燃料棒が
全て露出。ポンプの燃料が切れて注入不能
に陥っていた。
20:00頃 2号炉に再び海水注入開始。2号機で燃料が
損傷し始める
⇒ 放射性物質拡撒
21:00 枝野官房長官は記者会見で、東電福島第1
原発の1~3号機で炉心の燃料棒溶融が起き
ている可能性について「3つとも起きている
可能性は高い」と述べた。
21:37 第1原発正門付近でこれまで最高の3.130
μSv/hの放射線を観測。
⇒ 3/12 04:00頃に比べて4万4714倍の線量になる
21:43 枝野官房長官は記者会見で、福島第1原発
の一連の事故について「最悪の事態を想定し
てもチェルノブイリと同じ状態にはならな
い」と述べた。
⇒ チェルノブイリと同じにはならないとは何を
根拠に断定できるのか?
⇒ 殆ど何も分かっていない状態での発言であれ
ば、無責任発言と言わざるを得ない。それと
も、何かに基づいた発言であれば情報源を明
らかにすべきだろう。そうでなければ単なる
情報操作と言わざるを得ない。いずれにして
も国民の不信感を増大する言動である。
22:07 原発から10㎞南に設置されていたMPで通常
の260倍に当たる9.6μsv/hを観測。
22:35 第1原発正門付近、326μSv/hに下がる。
22:50 2号機、PCV圧力異常上昇
23:39 2号機の原子炉格納容器圧力異常上昇、74
気圧(設計気圧86気圧の86%)。燃料棒が再び
全て露出。15日午前6時頃まで露出した
ままの空焚き状態に。
23:50 第2原発のMPで28.1μsv/hを観測。
3月15日
00:00 2号機、数分間のドライベントを実施した
が圧力の低下が見られないため、東電は
放射性物質の放出はなかったと推定した。
(公表は/21)。しかし第2原発のMPでは95.7
μsv/hを観測
⇒ 放射性物質拡撒
00:21 東京電力は、1、2号機で原子炉の水位が低
下。長さが約4メートルの燃料棒が2時間以
上水面から完全に露出する。「空だき状態」
になったと発表。
03:00 2号機の格納容器圧力が設計圧力を超える
04:20 第2原発のMPで140μsv/hを観測。
04:38 東電は、4号機の使用済み燃料棒が保管され
るプールの水温上昇を確認。
05:20 第2原発のMPで最高の155μsv/hを観測。
05:50 北茨城市で通常値の110倍、5.575μsv/hを
観測。
06:10 2号機S/P抑制室で異音発生。S/P圧力低下
06:14 2号機で爆発、煙発生。4号機で音がして壁
の一部が破損。
⇒ 放射性物質が大量に拡撒
06:15 東電は保安院に2号機の「圧力抑制室が損傷
した可能性ある」と報告。
06:20頃 2号機、圧力抑制室に損傷の疑い
06:51 正門付近、放射線量異常上昇、965.5
μSv/h
08:31 正門付近、放射線量異常上昇、8217μSv/h
計測
08:25 2号機、白煙確認
⇒ 放射性物質拡撒
09:00 第1原発正門付近で最高の11.93msv/hを観測
09:38 4号機3階付近で火災確認。放射性物質が大
気中に放出される。
⇒ 放射性物質拡撒
10:22 3号機周辺で400mSv/h、4号機付近で100
mSv/h、2号機と3号機の間で30mSv/hの
放射線量を確認
⇒ 一般人の年間被曝量限度1mSv
10:30 2号機、原子炉への早期注水及びD/Wベン
トを指示。4号機、消火及び再臨界防止を
指示
10:59 オフサイトセンターに福島県庁へ退避命令
11:00 半径20㎞以内は全員退避、半径20~30㎞圏
内の屋内退避指示
11:26 枝野長官は午前の記者会見で、第1原発で
の放射能濃度について、「午前10時22分時
点で、2号機と3号機の間で30mSv/h、
3号機周辺で400 mSv/h、4号機周辺で100
mSv/hが計測された」と発表、「身体に影響
を及ぼす可能性のある数値だ」と述べた。
⇒ 1mSv/h=1000 μSv/h
⇒ 400mSvは1時間で一般人の年間被曝線量限度
の400倍になる。(財)エネルギー総合工学研究
所によると500mSvで末梢血中のリンパ球が
減少、1000mSvで、10%の人が嘔吐を催すと
される。
12:25 4号機、鎮火を確認
13:25 保安院によると、2号機で原子炉内の圧力
を利用、水を循環させ炉内の温度を下げる
機能が失われる。東電は、原子力災害対策
特別措置法に基づき国に原子力緊急事態宣
言を求める。
16:00 敷地境界放射線量異常上昇:正門付近
16:19 東電は、3号機付近で毎時400mSv/hの放
射線量を確認したと発表。原因は「燃料の
一部や、(燃料の)付着物が飛散した可能性が
ある」と説明。
夕方 厚労省は、原発内で働く作業員の被曝線量
の限度を100mSvから250mSv/hに引き上げ
たと発表。
20:00頃 2号機で大部分の燃料が溶融し落下
22:00 4号機、SFPへの注水を指示。
22:00 東京都は新宿区で一時通常の20倍 0.809
μSv/hに達したと発表。(14日迄は0.035μSv/h
前後で推移。23時台には0.151μSv/hに下がる)
23:00 正門付近で放射線量異常上昇(500μSv/h超)
14:30 ベント成功。ベントをした作業員は106.3
μSv/hの放射能を浴びて病院へ搬送。
⇒ 「異常はあるが、直ちに危険はない」というの
は「いつか危険になる」という意味か?これよ
り「直ちに…ない」という表現が増えるが、住
民としては逃げるべきなのか、居てもよいの
か、判断に迷う発言である。
19:00頃 核燃料棒が損傷し始め、圧力容器の温度が
急激に上昇、約2800度に達する
19:03 原子力緊急事態宣言発令